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2016.3.31技術ブログ

「つながる技術」が加速する社会インフラ革新

大きく変容する社会インフラ──。変化を牽引しているのは、ICTの発展による人同士、デバイス同士の「つながり」です【2016年版】

今日、ICTの発展によって、人の暮らしを支える社会インフラが大きく変容しようとしています。

インターネットやソーシャルメディアの普及によって、人と人がつながることや、個々人の情報発信・情報収集が容易になり、人はさまざまなコミュニティーを形成するようになりました。それに伴い社会インフラも、従来の電話、電力、鉄道など、大規模インフラを広い地域で画一的に利用する「中央集権型」から、今後は地域コミュニティーや個人など、小さな単位ごとに最適化されたサービスが提供される「自律分散型」のインフラに変化しつつあります。

また、ICTの発展でデバイス同士がつながることも容易になり、異なるインフラが連携することで新たなサービスが創出されるなど、「専有的」「統制型」だったインフラが「開放的」「協働型」なものへと変化しつつあります。

いま、社会インフラは、個人と、個人を取り巻くコミュニティーの暮らしをより快適なものへとドラスティックに進化させつつあるのではないでしょうか。

【 近未来の展望と可能性 】小さな個別最適から全体最適が生まれる世界へ

上述のように、従来の社会インフラは、電話や電力、鉄道などに代表されるように、大きな範囲で構築され、それぞれの用途別に利用者がメリットを得る仕組みでした。

しかし今後は、スマートグリッドに代表されるように、コミュニティーごとに、それぞれの生活者にとってより身近でニーズに合った小規模なインフラが形成され、それらが相互につながることでインフラの全体最適化が実現されていくでしょう。

また近い将来、大規模インフラの連携も進み、生活者にとってより利便性が高く、社会的な意義の大きいサービスが提供されるでしょう。例えば、経路選択のサービスを提供する自動車ナビゲーションのインフラは、渋滞情報や高度道路交通システム(ITS)のインフラと連携することで、交通量監視・交通制御の仕組みへと進化すると期待されています。


ICTによる社会インフラの変化

【 NTTデータの取り組み 】次世代社会インフラの実現と3つの空間

従来の社会インフラは、国や公的資産である「公共的空間」に対応するものに限られていました。それが、インターネットの進展やIoTの普及などにより、地域コミュニティーなどの「集合的空間」や家庭などの「個人生活空間」へと拡張されつつあります。

NTTデータは、こうした3つの空間を1つの観点として、次世代社会インフラの実現に向けたさまざまな施策に取り組んでいます。

開発・応用が進む次世代ソリューション

公共的空間に対応する事例のひとつが、航空管制分野の製品群を統括するブランド「airpalette」です。レーダーから取得される航空機の位置・高度情報と飛行計画情報とを照合し、その結果を管制卓に表示して管制業務を効率化するソリューションや最新の精微な地形・障害物データの提供で飛行経路障害物検証の正確性と効率性を改善するソリューションなどをそろえ、順次ラインナップを拡張しています。

一方、集合的空間に関わる事例のひとつが、クラウド型IoT基盤「ANYSENSE」です。これは、多種多様なセンサー/デバイスからデータを収集して蓄積し、遠隔からの施設の集中管理や操作、さらにはデータ分析などに役立てる仕組みです。上下水道や道路・河川、プラントの施設管理・制御をはじめ、幅広い分野への適用を推進しています。また、同じく集合的空間に向けたインフラとして、電力業界向けクラウド「ECONO-CREA」も提供しています。これは、電力小売事業者向けに電力事業の展開に必要なすべての業務メニューを提供するクラウドサービスです。

さらに、個人生活空間に向けては、ロボットやセンサー、IT機器をクラウド上でつなぎ、センサーから情報を収集して分析し、人と自然に対話しながら、その要求を満たしていく「クラウドロボティクス基盤」を構築、その実証実験を進めています。

NTTデータでは今後も、次世代社会インフラを多くの企業・組織との「共創」によって形成し、社会発展に寄与していきます。


新しい3つの空間に対応するNTTデータの事例

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