第1回 AIエージェントが変えるビジネスの未来
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生成AIは、メール作成や資料要約といった「作業の効率化」を超え、いまや企業の競争力そのものを左右する存在になりつつある。今後その中核を担うと言われるのが、「AIエージェント」だ。
NTTデータにおける生成AI研究開発のスペシャリストである大木環美は、AIエージェントによって「2027年までに、AIエージェントは『タスク』の自動化から『プロセス』の自動化、そして『ビジネス』の自動化へと進化する」と語る。
AIエージェント活用の現在地とは。また、AIエージェントはどこまで進化するのか。ビジネスパーソンが知っておくべきAIエージェントの現在と今後の展望について解説する。

NTTデータグループ 技術革新統括本部 AI技術部
大木 環美
2011年からNTTデータで自然言語処理技術のR&D開発に従事。文章校正、対話、音声認識、BERT、知識グラフなどさまざまなNLP技術の研究開発や、大手証券会社、官公庁などへの技術適用・検証支援を経験。現在はSmart AI Agentのコア技術開発や普及展開を推進している。社内最高位の生成AI技術認定「Blackbelt」選出。
第2回 AIエージェントを安全に活用するための「AIガバナンス」最新動向
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生成AIの高度な処理能力を利用したAIエージェントの一種である、Agentic AIへの注目が高まっている。Agentic AIは、タスクの目標と処理フローの立案、外部APIや他システムとの連携によって、自律的にタスクを実行する。飛躍的な生産性向上が期待される一方、権限昇格(本来与えられていない高い権限を不正に取得する行為)や記憶の汚染、創発的共謀など、従来のAIや生成AIにはなかった多面的なリスクが懸念されている。Agentic AI特有の特性やリスクにはどのようなものがあるのか。企業がAI活用を進めるうえでの最新のAIガバナンス(統制)における留意点と課題について、NTT DATAのAIガバナンス スペシャリストである安部裕之が解説する。

NTTデータグループ グローバルガバナンス本部 Technology Governance部 AI Governance室
安部 裕之
NTT DATAのAIガバナンス スペシャリスト。エンタープライズシステムのグランドデザイン、パッケージビジネス企画、データ分析・活用プロジェクトを経て、2021年よりAI品質管理に関わる研究開発、2022年より社内AIリスクマネジメントシステムの設計・運用に従事。社内最高位の生成AI技術認定「Blackbelt」選出。
第3回 持続可能な価値を創出するためのAIエージェントとは
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生成AIの進化により、私たちのビジネスや生活は大きく変わりつつある。特に、AIエージェントは単なる自動化を超えた新たなパートナーとして注目されている。NTTデータでは、Smart AI Agentのさらなる進化の方向性の一つとして、人とAIエージェントの望ましい関係性を設計するためのエージェントデザインフレームワークの検討を進めている。本記事では、AIエージェントの活用を検討している方向けに中長期的に成果を生み出すためのAIエージェントの導入における示唆を提供する。

NTTデータグループ 技術革新統括本部 AI技術部 テクニカルグレード
湯浅 晃
AI分野のR&Dや顧客PoCに長年にわたり従事。近年はNTTデータの「Smart AI Agent」の中核となる技術開発をリード。技術開発の加速と高難度案件への対応力を高めるとともに、優位性要素の創出に取り組んでいる。社内最高位の生成AI技術認定「Blackbelt」選出。


生成AI(Generative AI)についてはこちら:
https://www.nttdata.com/jp/ja/services/generative-ai/
AIエージェント(AI Agent)についてはこちら:
https://www.nttdata.com/jp/ja/services/generative-ai/ai-agent/
実践的な生成AI人財育成を2027年度までにグローバル全社員へ拡大についてはこちら:
https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2025/102900/