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2020.2.26イベント & レポート

DX推進のカギは“AI/アナリティクスの民主化”
データドリブンの文化をどう醸成するか

東京ガスはデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進を目的に、AI活用専門組織を編成し、各事業部門でのデータ/AI活用を積極的に進めています。NTTデータの支援により導入したマーケティング分析基盤「ANNA」と、その構築を支えたNTTデータ「情報活用支援サービス」を紹介します。

2016年にエネルギー自由化に対応するためのデータ分析専門組織を編成した東京ガス

エネルギー自由化などの要因により、東京ガスを取り巻く事業環境は激変の一途をたどっており、従来のビジネスモデルからの脱却が喫緊の経営課題でした。この課題解決に取り組むために東京ガスは、2016年にそれまでの数理最適化・データ分析人材を集約し、新たにデータ活用を推進する組織を編成し、マーケティング分析基盤「ANNA」の運用を開始しました。
ANNAはあらかじめ加工されたお客さまの情報を直感的な操作で分析・活用可能な基盤であり、各業務システムに分断されたお客さま情報を即日連携し、横串を通して紐づけることで、事業部門ユーザーの意思決定に資する情報を迅速に提供することを目的としています。

データドリブン文化が浸透しビジネス成果を獲得

ANNAは、NTTデータが提案する「小さく作り、使いながら育てる」というコンセプトに基づいて構築されました。活用先や活用テーマの拡大に伴って基盤/データ/アプリを随時拡張するという仕組みにしています。

東京ガス株式会社 デジタルイノベーション戦略部 データアナリティクスグループ グループマネージャー 中山 香奈子 氏

東京ガス株式会社 デジタルイノベーション戦略部 データアナリティクスグループ グループマネージャー 中山 香奈子 氏

当初は分析専門組織が分析した結果を各事業部門が二次利用するだけにとどまっていましたが、BIツールの入れ替え、データロボットの導入などを徐々に進め、AI/アナリティクスの民主化を促進する分析基盤へと拡張。事業部門と分析専門組織が密に連携しながら、業務への分析等データ活用を進めていくことで、事業部門が自ら活用可能な分析基盤へと育て、徐々にデータドリブンの文化を浸透させていきました。
現在は各事業部門のユーザーが自らダッシュボードの活用や分析を行い、お客さまデータのスピーディな活用を通じたマーケティングPDCAの実践、ANNAを活用した戦略・戦術の検討など、データドリブンに業務を変革しつつあります。その結果、「電力契約の獲得」の目標を前倒しで達成する等のビジネス成果を得ることができました。
今後はマーケティング以外の業務でも、さまざまなデータを活用して戦略的なPDCAを回すという全社規模のデータドリブン経営への展開を目指し、施策を進めているところです。

図1:ANNAの概要(構想)

図1:ANNAの概要(構想)

NTTデータの情報活用支援サービスが成功に導く

ANNAの構築とともに提供を行ってきたのが「情報活用支援サービス」です。本サービスは、データ活用におけるPDCAを、NTTデータが一体となってご支援させて頂くサービスであり、本案件では、主に以下のような取組を行ってきました。

  • ANNAで取り扱う生成系データの拡張や、各分析を可能にするデータマートのスピーディな整備
  • ANNAを活用した分析のご支援やダッシュボードの設計/作成
  • 各業務部門が抱える課題に応じた内容の勉強会開催や、東京ガスのお客様データ分析に関するノウハウを記載したマニュアル作成などのユーザー教育
NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 AI&IoT事業部 コンサルティング担当 奥田 良治

NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 AI&IoT事業部 コンサルティング担当 奥田 良治

こうした取り組みを通して、東京ガス様の業務部門(業務)、分析専門組織(分析)と、我々NTTデータ(IT)が一つのチームとなって、各業務課題に取り組んできたことが、AI/アナリティクス民主化における成功要因の一つと言えるでしょう。
NTTデータ AI&IoT事業部では、情報活用支援サービスのようなオペレーションに限らず、コンサルティングやインテグレーションも含め、AI・データ活用を梃子(てこ)にした企業変革サービスを提供していくことで、企業のDX実現に貢献していきます。

図2:ANNAの構築と情報活用支援サービスをご提供

図2:ANNAの構築と情報活用支援サービスをご提供

  1. 本記事は、2019年1月24日に開催されたNTT DATA Innovation Conferenceでの講演をもとに構成しています。
    講演資料のダウンロードは、以下よりお問い合わせください。
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