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機械製造業の「DXの夜明け」を目指し、事業変革に伴走する存在へ

かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と世界から評された日本の機械製造業。しかし、刻々と時代が変化する中でさまざまな課題と直面し、事業変革を目指す動きが加速しています。そのような状況にあるお客様にビジネスパートナーとして伴走するのが、第一インダストリ統括事業本部の機械・電機・建設事業部です。同事業部では「DX前夜」を迎えているお客様と共により良い未来を描くために、プロジェクトの最前線に立つアカウントセールスの採用強化を進めています。そこで今回は同事業部の部長である国府田真一と入社2年目の田所将汰の2名が、この事業部のミッションや仕事のやりがいなどを詳しく語ります。

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変革の時を迎えた今、成長の余地は十二分にある

国府田

NTTデータは以前から、IT領域のご支援を通して機械製造業のお客様と深いリレーションを構築してきました。しかし今、私たちに求められているのは、既存領域だけに留まらない「事業パートナー」としての活躍です。社会情勢や事業環境の変化を分析し、この業界の将来像を予見・提示すること。そして、そのうえでお客様各社の「こうあるべきだ」というビジョンを示し、デジタルを活用して共に課題解決に臨むことを通し、お客様・当社双方のビジネスを創出・拡大することが、当事業部の最大のミッションなのです。

日本の機械製造業はさまざまな経営課題に直面しています。例えば、「サステナビリティ」というキーワード。多くのお客様が、カーボンニュートラル社会の実現に向けて「Co2排出量をいかに可視化・削減できるか」という強い危機感を抱き、新たなバリューチェーンの構築やデジタル基盤の導入を検討しています。

その他にも機械製造業の現場では、特に特注品の大型産業機械などを製造する際、今も紙の資料と手作業が中心というケースも珍しくありません。事業変革をリードするDX人財の不足や、データ利活用のノウハウがないケースなどもしばしば見受けられます。昔ながらのやり方のいいところを活かしながら、製造現場にIT/OTなどのテクノロジーを融合できれば、より良い製造体制が構築できるはずです。

このように今まさに“DX前夜”と言える環境の中で、お客様のビジネスモデル改革や高度化、人財育成や事業拡大に寄与するためには何が重要になるのか。私はビジネスの最上流でコンサルティング・企画提案・営業活動を行う「アカウントセールス」の活躍が欠かせないと考えています。

実際に当事業部では、このあと登場する田所さんのようにIT業界での経験を活かして大手顧客のメイン担当を務めている人財もいれば、製造業に関わる企業でキャリアと知見を磨き、現場で体感した課題をきっかけに「外の世界から業界変革に貢献したい」とNTTデータの一員になった人財もいます。もちろん入社後にはリアル・オンラインの両面でIT研修を充実させるなど、成長支援にも力を入れていますので、事業会社出身の方もぜひ安心していただきたいですね。

私たちの事業部は設立2年目とまだ若く、機械製造業の世界も成長余地は十二分にあると考えています。世界に目を向ければ、新興の電気自動車メーカーや航空宇宙メーカーなど世界を変える可能性を持つ機械製造業も現れるなど、その可能性は無限だと思います。お客様の強みであるモノづくりと我々の変える力・仕組みを作る力を掛け合わせて、より良い社会づくりに携わっていただければうれしいです。

2年目で大手顧客のメイン担当に。求められる“事業パートナーとしての価値提供”に応える

田所

私が転職先に求めていたのは、お客様のITコーディネーターを目指せる環境でした。そのためにはビジネスの最上流でお客様のあるべき姿を描き、多彩なソリューションと高い技術力で提案内容を実行し、さらなる飛躍のフェーズまでフルスタックで伴走できなければなりません。

その点、ITのトータルコーディネーターであり、フォーサイト起点のコンサルティングに力を入れているNTTデータならば、自分のなりたい姿に近づけるのではないかと考えました。また、若手のうちから自ら考え行動する“一人称型の業務スタイル”で働ける体制も、入社の決め手になりましたね。

現在は機械製造業のアカウントセールスに従事しています。まだ入社2年目ではありますが、担当顧客の案件に関してはメイン担当として全体統括を任されています。

実際、情報システム部門のご担当者を相手に基幹システムの運用維持・更改対応といったシステム開発プロジェクトに取り組んだり、経営層の方や事業部門の責任者とDX推進についてディスカッションし、コンサルティング支援に励んだりと、業務内容はさまざまです。データドリブンを目指すお客様であれば、社内の課題やデータ活用に関するマインドをきめ細かくヒアリングしたうえで、データ基盤のSnowflakeや分析プラットフォームのTableauといったツールを提供し、さらにアウトプットに必要となるデータ利活用のノウハウまでお届けします。

アカウントセールスとして活動する中で実感するのは、お客様はNTTデータに事業パートナーとしての価値提供を強く求めていることです。「これからの時代に企業としてあるべき姿とはどのようなものか」「その実現に向けて、デジタルを活用しながらどのような取り組みが必要なのか」といった提案を求める声は日増しに強くなっています。

早い段階からこうしたプロジェクトに主体的に携わりながら、セールス活動だけに終始せず、お客様の事業変革をリードするコンサルタントとしての立ち回りもできることは大きなやりがいですね。

社内外のあらゆる専門家を巻き込むことで「100点満点」が実現できる

田所

この環境ならではの醍醐味は他にもあります。NTTデータはITのプロフェッショナル集団です。加えて、グループ会社それぞれが特有の専門性を備えています。これら専門性を組み合わせた総合力が当社の強みですので、お客様の多種多様な課題を解決することができます。さらに最近は事業会社出身のメンバーが多く入社してきており、ITと業界知見を掛け合わせたインダストリオファリングにも注力できるようになっています。このようにグループ内外を巻き込むことで、常にお客様へ「100点のご提案」を目指せる環境に身を置けることはうれしい限りです。

実際データドリブンやDX人財育成など、DXコンサルティングの豊富な知見を持つデジタルテクノロジー推進室との連携は日常的です。他にもAIやデジタルツイン技術に長けた部署もあれば、グループ会社を見ればコンサルティングファームのクニエやデータマネジメントのプロ集団であるNTTデータバリュー・エンジニアなどもあり、状況に応じた協業先は無限にあります。

もちろん、案件によっては「誰に相談すればいいだろう…」と迷うこともあります。そんな時は上司に相談すれば「あの部署のオファリングが活かせるかもしれない」と適切なアドバイスをいただけますし、機械製造業出身の先輩から解像度の高い業界知識をいただくこともしばしばあります。

またTeamsの全社共通チャットに相談を書き込んで、これまで関わりのなかった他部署の方から「相談に乗りますよ」と声をかけていただくことや、インタビューに協力していただくことも多々あります。そういった横のつながりの強さや、オープンな社風もNTTデータで働く魅力だと感じています。

私自身、まだまだマネジメント能力や専門知識が足りないなと実感することも多く、常にスキルアップは欠かせません。私にとって何よりの参考資料と言えるのが、「デジタル・ワークプレイス」という社内共通データベースです。このデータベースでは顧客情報などをマスクしたうえで、先輩方が過去に作成した提案書や提供資料などがすべて閲覧できるようになっており、知識習得はもちろんプロジェクトの立ち上げにも大いに役立っています。これだけサポート体制が整っていますから、あとは自助努力を怠らなければ成長と成果はあとからついてくるはずだと信じています。

私の目標は、入社前も今も変わらず、お客様のあるべき像を一緒に考え、解決に向けて伴走し続けることです。これからもスキルと知見に磨きをかけ、業界課題を捉えたアプローチに励みながら、周囲のメンバーやこれから迎える新しい仲間と一緒にお客様の未来を作っていきたいです。

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変革期を迎えている、日本の製造業。国府田、田所をはじめ、機械・電機・建設事業部のメンバーはさまざまな社会課題や業界課題と向き合いながら、ビジネス・人財・デジタルなどあらゆる面でのトランスフォーメーションをリードしようと懸命に取り組んでいます。潮流が大きく変化しようとしている今だからこそできる経験が、ここで待っています。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです