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営業としてお客様のデータ活用に伴走。「ありたい姿」をともに描く

Data&Intelligence事業部では、AIやデータサイエンスといったテクノロジーを起点にお客様の事業変革や新たなビジネス価値創出の支援に取り組んでいます。多くの企業でDX推進が本格化する中、コンサルティングからデータ分析、ソリューション提供/基盤構築、運用支援までトータルに手掛ける同事業部では、あらゆる業界のプロジェクトが進行しています。そのような中で、営業担当としてお客様の課題に真摯に向き合い続けているのが、第二新卒入社3年目の落合響子です。前職時代に感じた“もどかしさ”を機に転職を果たした落合に、この事業部で得た新たなやりがいと成長について聞きました。

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「受注=ゴール」という環境にもどかしさを感じていた新人時代

新卒でIT専門商社に入社した落合。新人時代からBIツールやAIソリューションの営業を担当し、主に製造業界のお客様へのソリューション提案に励んできました。プレゼン用の資料作成をする際、自らAIツールを用いてデータ分析を行うこともしばしば。膨大なデータから課題を見える化し、解決の糸口を探るのが1人のユーザとして面白く、その魅力をもっと広めたいとスキルアップにも力が入ったと言います。

ある時は展示会に出展して、100社以上の企業担当者からユースケースを聞いてはデータ分析のメリットやツールの特徴を紹介し、またある時は取引先の工場で現場課題のヒアリングや最適なソリューションの提案に取り組んだりと、日々「受注」というゴールを目指して奔走していました。

営業ですから、やはり受注が決まればすごくうれしかったです。一方で、以前の職場ではツール導入後の運用面まで支援することが難しく、お客様から「やりたいことは見えているが、上手く活用できていない」といった声をいただくことも…。そのような中で次第にもどかしさを感じるようになっていきました。

「ツールを売って終わり」ではなく、お客様が実際にデータを活用し、事業変革やビジネス価値の創出が実現できるまで一貫して支援できる存在になりたい――。その一心で、落合は転職を決意します。

NTTデータのData&Intelligence事業部を新たな舞台に選んだのも、営業だけでなくコンサルタント、データサイエンティスト、エンジニアなどがチーム一丸となってお客様の課題解決に取り組む組織体制や、多種多彩なソリューションやアセットを柔軟に提案できる環境を知り、「ここなら自分がやりたいことを、きっと実現できる」と強く感じたからでした。

とはいえ当時はまだ2年ほどの経験しかなく、知識やスキル面で不安を感じていたのも事実でした。その点、NTTデータ、特にData&Intelligence事業部は社員の目指すキャリアに合わせた教育体制が充実していて幅広い知識が磨ける環境だと感じましたし、各分野のハイレベルな人財が集まる職場なら、たくさんの刺激を得られるはずだという期待も大きかったです。

Data&Intelligence事業部では、職種や一人ひとりのレベルに応じてAI技術に関する知識やスキルを段階的に学ぶことができる「AIの里」というガイドラインを完備しています。落合は、入社直後からこのガイドラインを活用して「今、自分が学ぶべきことは何か」を常に把握し、スキルアップに役立つ社内セミナーや勉強会を積極的に受講。専門性を着実に高めるとともに、入社前の目標だった業務に取り組んでいきます。

一番のやりがいは、お客様と密にコミュニケーションを重ねられること

入社以降、落合は一貫して大手消費財メーカーの営業担当を務めています。ミッションは、全社をあげてDXを推進するお客様の頼れるパートナーとなり、データドリブンカンパニーへの変革を支援することです。

入社1年目にはまず、上長のフォローのもとでクラウド型のAI・データ分析基盤「Trusted Data Foundation™」や分析ツールの導入・拡張の企画・提案に携わりました。このプロジェクトが無事にスタートした後も、引き続きお客様と密にコミュニケーションを重ねてさまざまな課題をヒアリングする一方、エンジニアとともに分析基盤の開発・導入に関する定例会議にも参加しています。

以前は、エンジニアは開発工程だけに集中して、お客様の方をあまり向かないようなイメージを持っていましたが、NTTデータの開発部門は「お客様の課題を解決したい」と熱心な方ばかりで、いい意味で驚きました。目の前の開発工程に直結しない課題であっても一緒に考えてくれますし、同じ目標に向かって議論を尽くせるのがうれしいです。

さらに最近では、コンサルタントと連携して新たな取り組みにも着手しています。それは、お客様とともに「10年後にありたい姿」を構想し、その未来予想図からバックキャスティングで5年先・3年先・現在と達成するべきDXのガイドラインを策定すること。また今後の運用を見据えて、デジタル人材の育成支援などの施策も進んでいます。

特定のソリューションに縛られず、テクノロジーやデータ分析を活用した事業変革をリードし、構想・実装・運用までトータルに伴走する。お客様とともに「デジタルサクセス®」を目指すこのプロジェクトは、まさに落合にとって念願の仕事と言えます。

長期的なビジョンをもとに自分なりにプランを練り、上司やコンサルタントとともにブラッシュアップする工程をはじめ、多くの業務が新しいチャレンジの連続。ですが、落合は「すべてが成長の糧になっています」と力強く語ります。

お客様はDXに対するリテラシーが高く、例えばAIに何ができて、何が難しいのかも一定以上に理解されています。そうした中で、5年10年後を見据えて「今何をすべきか」を企画・提案するのは簡単ではありません。

だからこそ、お客様と密にコミュニケーションを重ね、信頼できる存在としてご相談をいただいたり、感謝の言葉をいただいたりすると今までにないやりがいを感じますし、もっと頑張ろうと心から思えるんです。

各方面のエキスパートとの協業が、成長を加速させてくれる

Data&Intelligence事業部には個性も得意分野もバックボーンも異なる、様々な領域のスペシャリストが集まっていますが、落合は彼らの共通点として「真摯」と「誠実」という2つの言葉を挙げます。

例えば、お客様から「この最新のソリューションを取り入れてみたい」と相談されたとします。こうした場合に、私たちはただ右から左へ対応するのではなく、まずお客様への本質的な価値提供につながるかを真摯に考えます。

その上で、状況によっては「今のフェーズではお勧めできません」と答えることもいとわないのです。直属の上長からも、常にお客様のやりたい目的に合わせた提案を意識するように日頃から言われていますし、誠実な姿勢が徹底されている点は私たちの事業部らしいカルチャーだと感じています。

「お客様に貢献すること」を第一に行動し続ける環境は、落合の成長にも好影響を与えています。実際、転職を通してAIやデータ分析に関する専門知識に加えて、提案力や発想力も着実に向上してきました。特に成長を実感しているのが、「視野の広がり」です。

コンサルタントと一緒に動き、先々を見据えたプランニングや提案を繰り返す中で、部分最適ではなく全体最適を常に意識する目線が身に付いてきました。これは当社での経験がなければ得られなかったものです。とはいえ、まだまだ勉強の日々ですし、先輩方と比べれば磨くべき点も多々あります。

営業担当の部長はAIやデータ分析に関するあらゆるソリューションに精通されていますし、他事業部のケイパビリティも広く理解されているので、技術領域の異なる相談を受けた場合にも当社にできる支援を即座に検討することができます。私もゆくゆくは、部長のように何を聞かれても答えられるようになりたいですし、その第一歩として自分なりの強みを見つけたいと思っています。

将来の目標は、ここで得た経験を新たなオファリングやソリューションへと昇華させ、より多くのお客様のご支援に役立てること。落合はこれからも事業変革を目指すお客様に真摯に向き合い、パートナーとして伴走しながら、挑戦と成長の軌跡を描いていきます。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです