お客様の「仲間」となり、ゼロからプロダクトをつくりあげる
小澤の前職は、ITコンサルタント。企業へのパッケージシステムの導入を推進してきましたが、お客様の要望に100%沿った提案がしたいと考えるようになり、転職を決意しました。
お客様の要望に対してゼロベースで提案できることが、NTTデータへの入社の大きな決め手です。実際にプロジェクトに参画してみると、要望に対して柔軟に提案できるだけではなく、「もっとこうしたらいいんじゃないですか？」とざっくばらんに会話ができるお客様で、まさに私が求めていた環境でした。NTTデータのメンバーが、単に開発を請け負う人間ではなく、一緒にプロダクトをつくる仲間として受け入れられている環境だったんです。前職は提案できることに限りがあったため、フランクに発案できる環境に、すでに大きな変化を感じています。
入社以来16年、小澤と同じお客様のもとで伴走する井戸も、現場のフラットな雰囲気に大きな魅力を感じています。超上流工程から参画する「ITディレクター」として、お客様の事業の上流から関われるおもしろさを実感しているといいます。
時代の変化やお客様のニーズによって、NTTデータの中でもITディレクターに求められる役割は変化してきました。以前はお客様が決めた方向性に基づき、開発工程を含めて伴走することが多かったのですが、現在では超上流に特化して、つくるものの方向性を決める方針策定から参画することができています。「なぜこの案件をするべきなのか」「この案件で何を実現したいのか」からお客様と一緒に考えていくんです。時にはブラッシュアップした結果、開発以外の選択肢を取ることもあります。フランクに会話できる環境のため、こちらからの意見も100%練りに練ったものに限らず、アイデアベースであってもしっかりと聞き入れてくれます。そうしてお客様と、時に泥臭く意見を出し合いながら一緒に開発を進めたプロダクトが、世の中にリリースされたときの達成感はひとしお。お客様とのフラットで対等な関係性があるからこそ感じられる、NTTデータのITディレクターならではのおもしろさだと思っています。
会社に、仲間に、お客様に、支えられながら挑戦できる
井戸は2024年、課長への昇進を果たします。「実は、お客様と議論をしながら、一緒にプロダクトを完成させられる現場での仕事がとにかく楽しくて、管理職になることは考えていませんでした」と笑う井戸が、新たな一歩を踏み出した理由を聞きました。
自分のチームを持つようになってから、メンバーの成長をサポートすることや、みんなで何かを成し遂げることに楽しさを感じるようになりました。それで、この先5年後、10年後のキャリアを考えれば、管理職に挑戦してもいいのではないかと考えるようになり、覚悟を決めました。
NTTデータでは井戸のように管理職として活躍する女性が増えています。女性管理職に向けた研修の実施など、女性活躍に向けた会社のサポートも充実。加えて井戸の場合は、仲間からのフォローも大きな後押しになったといいます。
NTTデータは性別によってキャリアを制限されることはなく、個人を尊重してくれます。社内全体にメンバー一人ひとりがお互いをカバーし合う意識が根付いています。私が管理職としての視座をどう持てばいいか悩んでいたときには、先輩社員が考え方のトレーニングを実施してくれるなど、会社のプログラムとは別に、統括部でもフォローを行ってくれました。その後もマネジメント業務でつまずくこともありましたが、「1～2年後、できるようになれば大丈夫」と励ましてくれる方ばかり。メンバーの成長や楽しく仕事をする姿が自分のやる気につながっているのも、焦らず心に余裕を持って挑戦させてくれる環境があるからこそだと思います。管理職にチャレンジして、本当によかったです。
井戸と同様、周囲のサポートに背中を押されながら、活躍の場を広げる小澤。入社数カ月後にはリーダーとして、複数のチームを受け持つことになりました。
NTTデータにはやりたいことをやらせてもらえる環境があります。チームを複数担当したいというのも、実は「自分の裁量でできることを増やしていきたい」という想いから、自ら上長に希望して叶えたことでした。そうした自由度がありつつも一人で抱え込むことはなく、悩みはすぐに周りに相談できます。人への貢献を惜しまない親切な人が多いこともあってか、入社当初からわからないことは気軽に聞ける雰囲気を感じていました。チーム以外の方と話す機会もあり、自分の業務以外の知識を増やすこともできます。自分で自分の能力をストレッチしていきたいと考えている私にとっては、本当に楽しい環境です。
NTTデータの社員だけではなく、お客様との関係や仕事へのスタンスも、先を見据えて活躍する手助けになっていると二人は口をそろえます。
お客様も本当にいい人ばかり。お客様のことが好きで、仲間として一緒に仕事がしたいと思えるから頑張れている部分もあります。働くことに対する考え方も非常に柔軟です。例えば普段はリモートワークですが、新しいプロジェクトのキックオフでは多くのメンバーがオフラインで集まって共通認識を高めています。また、どんなに忙しくても子どもの誕生日やお迎えのために早く帰ることも当たり前の光景で、強制ではなくそれぞれの働き方や考え方を尊重し合う意識が根付いています。これから自分自身のライフステージが変わってもここなら自分らしい働き方を受け入れてもらえるという、安心感がありますね。
先を行く女性社員たちを道しるべに、自分らしい成長を目指す
NTTデータの仲間やお客様からよい影響を受けながら成長を続けてきた二人。井戸はこれまでのキャリアをこう振り返ります。
私もはじめはできないことばかりでしたが、お客様が求めていることに柔軟に対応することを常に心がけながら、一つひとつ着実に経験を積んできました。プロダクトの仕様や知識はもちろん、要望にその場で応える瞬発力や、先回りして動く力、お客様のビジネス全体を俯瞰して見る力など、ITディレクターの経験によって磨かれたスキルもたくさんあります。
こうして井戸はIT領域に留まらず、ビジネスパーソンとしての能力も磨いてきましたが、現状に満足することなく、さらなる成長を見据えています。
まずは管理職として周りから信頼され続けることが今後の目標です。今はITディレクターとして働いていたときからの顔なじみのメンバーばかりなので、今後は新しい人たちの中にポンと入ったとしても、信頼関係が築けるようになりたいと思っています。また、ITディレクターの経験を活かし、自組織を飛び出してほかの部署の方とも連携しながら、新たな価値を生み出すことも、もう一つの大きな目標です。入社当初に掲げた「日本を支える」という想いを大切にしながら、お客様にもっと貢献していきたいと考えています。
自分の信念を大切にしながら新しいことにも挑戦し、活躍領域をどんどん広げ続ける井戸。その姿は、小澤にとっての一つのロールモデルだといいます。
井戸さんをはじめ、NTTデータにはキャリアの道しるべとなる女性社員がたくさんいます。お客様と要件を一緒に考えていく姿や、広い視野を持ってお客様の要望を先読みし、その場ですぐに応える姿を見ていると、「かっこいいな、こういう風になりたいな」と、日々目標を見失わずに頑張れます。みなさんのように活躍するためにも、今後は何か一つ専門性を極めながら、広い知識や意見を併せ持つゼネラリストを目指したいです。今はチームリーダーとして小規模チームを見ていますが、今後は大規模なチームのマネジメントを経験したうえで、プロジェクトマネージャーとしてステップアップし、お客様に貢献できる存在になりたいです。
NTTデータにはその人らしいキャリアを描ける環境と、後押ししてくれる仲間がいます。そこに性別は関係ありません。目標を持って仕事に臨めば、活躍のフィールドは自らの手でいくらでも広げていけます。
