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2023年11月28日トレンドを知る

女子中高生と考える デジタル業界とヘルスケアの未来像

新規ビジネス創出、業界を超えた共創――。多くの企業が取り組むこれらの課題に、女子中高生が挑んだ。
NTT DATAでは未来像を描き、お客さまやパートナー、生活者とともに新規ビジネス創出に取り組んでいる。今回はこの取り組みの一端を東京都様のご協力のもと、都内中学・高校に通う女子学生とともに実施。先進テクノロジーを体感し、新たなヘルスケアサービスに関するアイデアを出し合った。本取り組みを通じて改めて見えてきた、生活者と共に未来像を描くことの重要性とは。
目次

女子中高生の進路選択を応援

「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」ことは、SDGsの目標の1つであり、国や自治体、企業にとって喫緊の課題です。東京都も例外ではなく、あらゆる分野での女性の参画を増やすことで、女性が活躍しやすい社会の実現に向けて取り組んでいます。
そんななか、東京都が着目したのが「世界的に見ても、日本は女性の理工系分野への参画が少ない」という課題。そこで都内中学・高校に通う女子中高生を対象として企画されたのが、デジタル分野に強みを持つ企業の「オフィスツアー」です。女子中高生が実際に企業訪問し、そこで活躍する女性社員との対談やデジタルサービスの体験を通して、将来の自分をしっかりイメージして進路選択の可能性を広げるための支援が目的です。

NTT DATAもまた、女性や外国籍、LGBTQ+、障がい者など、さまざまな人たちが活躍できる社会の実現をめざし、DEI(ダイバーシティ:多様性/エクイティ:公平性/インクルージョン:包括性)の推進に注力しています。女性の活躍については、同じ課題を感じていました。そこで、本オフィスツアーがNTT DATAで開催されることになりました。

未来像を実現するカギは「共創」

NTT DATAでは、業界の未来像を構想し、お客さまとともにその実現をめざしています。このときカギとなるのが、お客さまやパートナー、生活者との「共創」です。机上のイメージから未来像を想像するだけではなく、実際に先進テクノロジーを体感しながら、より現実的で魅力的な新規ビジネス・サービスを共創していきます。

この「共創」の場としてNTT DATAが2022年12月に開設したのが「ヘルスケア共創ラボ」です。これは、外部のさまざまな企業や行政機関などとともに未来を「共創」するための場。実際に先進的なヘルスケアソリューションに触れ、新たなテクノロジーを体感することにより、発想を刺激し、議論をより活発化し深めることをめざしています。その先に見据えるのは、未来のヘルスケアビジネス創造や、その先にある豊かで調和の取れた社会の実現です。

今回のオフィスツアーでは、生活者である女子中高生に、この「ヘルスケア共創ラボ」の一部を体験してもらい、実際に新規サービスの共創に挑戦しました。

生活者とともに描くヘルスケアの未来像

今回参加した27人の女子中高生は、まずウェルビーイング(※1)に役立つ可能性のあるテクノロジーとして、3つの先進テクノロジーを体感。

変身カラオケ

VRゴーグルをかけ、メタバース空間で心身共(※2)になりたい自分に変身

ウェルビーイング測定

スマホカメラで撮影した顔色から本人のストレスやウェルビーイングの程度を測定

私だけの友だち

生成AIを用いたデジタルヒューマンにこっそり悩みを相談

先進テクノロジーを体感した後には、NTT DATA社員とともに未来の健康・美容サービスに関するアイデア出しを実施しました。参加した女子学生からは、「VRなど経験したことのないデジタル技術に触れることができ、とても新鮮かつ有意義な時間になった」といった先進テクノロジー体感に対する驚きや発見の声が上がりました。

また、活発に生活者視点のアイデアを出し合うことで、先進テクノロジーの活用法を考えることが新たな気付きにつながったことが、以下の女子学生のコメントからも伺えます。
「クリエイティブなアイディアを実際に体験できて、さらに発展させるためにどうすればいいのか考えるのはすごく面白かった」
「デジタル技術自体がどう役に立つのかイメージがつかなかったが、その後のディスカッションでアイデアを膨らませるうちに、生活を豊かにするような活用法が見つかった」
「社員や同じグループの高校生と話し合うことで技術の用途が広がった」

普段の仕事ではディスカッションすることのない女子中高生とともに未来像を描いたところ、女子中高生の意見・アイデアに社員が学ぶ場面も多く、参加していただいた女子中高生にとってはもちろん、社員にとっても楽しく充実した場となりました。
生活者視点で考えることの重要性は、頭では分かっていても、アンコンシャスバイアス(無意識の先入観や偏見)が入り込んでしまうものです。生活者と共に未来像を描くことは自らのアンコンシャスバイアスに気付くための大切なプロセスであり、生活者にとって魅力的な社会を実現するために必要不可欠なのだ、ということを学ぶことができました。

参加者の声

  • 理系と文系の選択で悩んでいたので参加した。今回社員の方の話を聞いて、理系に進んでも文系に進んでも社会で活躍できるのだと知り、気持ちが楽になった。
  • NTTデータのコミュニケーションを大切にしているところや、自由に意見を言ったり、新しいアイデアを取り入れたり、とてもオープンなところ、社員同士のオープンな関係や明るい雰囲気などが魅力的だった。

関係者の声

東京都生活文化スポーツ局都民生活部 女性活躍推進担当課長 寺倉 万敬氏
~女子中高生が将来の自分をしっかりイメージして進路選択することを応援しています~
今回は、NTT DATAの皆さまにご協力のもと、このような素晴らしい企画を実現頂き、誠にありがとうございました。東京都では、あらゆる分野での女性の参画を増やすことで、女性が活躍しやすい社会の実現に向けて取り組んでいます。世界的に見ても女性の理工系分野への参画が少ないという課題に対して、何か学生に対して理工系の魅力を伝えることが出来ないかと考えたのが、このオフィスツアーの企画でした。NTT DATAさんからは、デジタル×ヘルスケアという切り口で女子中高生の皆さんに魅力を発信いただきました。参加者からは「社員の方との会話を通じて、将来の選択肢が広がった」「ITと聞いてもどんな仕事かよく分かっていなかったが、デジタル技術を通してさまざまな社会課題の解決に取り組めることが分かった」など、将来の進路選択に向けて前向きな言葉がありました。今後も女性の活躍推進に力を入れ、誰もが自らの意志と希望に応じて輝ける社会の実現に向け、官民一体で取り組んでいきましょう!

NTTデータグループ コーポレート統括本部 人事本部 人事統括部 DEI推進室 課長 豊島やよい
~文系・理系の枠を超え、自分のやりたいことを考えるきっかけに~
東京都様より、「“理系やIT分野には男性が多い”という印象を変え、これから進路を考える女子中高生にデジタルの魅力を感じてもらいたい」というお話をいただき、同じ思いを持つ者として、二つ返事で賛同させていただきました。女子中高生の皆さんが目をキラキラさせて最先端のデジタルサービスやオフィス見学を楽しんでくださったのを見て、文系・理系、女性・男性という分けで進路を狭めるのではなく、自分のやりたいことをどう実現するかを考えて将来の選択肢を広げることが大切、と私たちも改めて新鮮な気持ちになりました。NTT DATAは女性も能力を発揮し活躍する会社・社会をめざして、さらなる「Best Place to Work」の実現に取り組んでまいります。

NTTデータ 第三金融事業本部 保険ITサービス事業部 戦略デザイン室 課長 大矢隆弘
~先進テクノロジーの体感/女子中高生とのアイデア出しを企画~
今回初めて女子中高生向けのイベントを企画したため、先進テクノロジーに興味を持ってもらえるだろうか、アイデアが出なかったらどうしようか、と直前まで不安が尽きませんでしたが、まったくの杞憂でした。自由で多岐にわたるアイデア、真剣で建設的な議論、参加された女子中高生の皆さまの楽しそうな姿を間近で見ていて、私たち自身が忘れてしまいがちな未来への希望、明るい未来を実現しようとする情熱を思い出すことができました。頂いたアイデア、未来への希望、情熱を社内でも共有し、よりよい未来の実現をめざしていきます。

女子中高生に知ってほしい 女性も働きやすいデジタル分野就職のすすめについてはこちら(東京都様サイト):
https://www.koho.metro.tokyo.lg.jp/diary/report/2023/08/16/01.html

デジタル分野で働く魅力発信事業「オフィスツアー」についてはこちら(東京都様サイト):
https://www.youtube.com/watch?v=q16o6Poy6Kw

NTT DATAのダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンについてはこちら:
https://www.nttdata.com/global/ja/sustainability/dei/

NTT DATAの女性活躍支援についてはこちら:
https://nttdata-recruit.com/womens/female-workstyle.html

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