2022.02.14

近年のクラウドサービスの台頭によるITのコモディティ化により、DX推進の手段として開発の内製化を志向するお客様は増えつつあります。従来のSIerが強みとしてきた「インテグレーションの価値」が形を変えつつある状況において、NTTデータのなかでも最先端のクラウド技術をリードするデータセンタ&クラウドサービス事業部では、新たな「顧客提供価値」を生み出そうとしています。連携し合うシステムや業務全体を見渡し、さらに将来の事業展開や企業成長を見据え、システムとその環境の成長をもデザインする―。お客様のビジネスに価値を生むための取り組みについて、サービスインテグレーション統括部 統括部長の海野が語ります。

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海野 孝幸
コンサルティング&ソリューション事業本部
データセンタ&クラウドサービス事業部
サービスインテグレーション統括部 統括部長

2000年、NTTデータ入社後、様々な分野におけるアプリケーション開発プロジェクトやインフラ構築案件でPL/PMとしてのキャリアを経験。特定重点顧客向けのIT企画・コンサルティングといったレイヤーの高いポジションを経験した後、2016年、クラウド事業責任者に就任。現在はクラウドベンダとの戦略的アライアンス、およびハイブリッドクラウドを活用したインテグレーション、マネージドサービスを統括し、全社のクラウド事業を牽引。

お客様の事業フェーズに合わせ、トータルでシステムを提案

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海野の活躍するフィールドは、プライベートクラウドとパブリッククラウドのハイブリッドによるITプラットフォーム領域です。ここで、コンサルティングからインテグレーション、マネージドサービス、クラウドサービスのリセールまで、ワンストップでお客様に提供しています。

現在は、お客様の既存システム(オンプレ環境等)をクラウド上にマイグレーションする案件が過半数を占めています。しかし、DXの加速に伴い、Cloud Native環境(サーバレス・コンテナ等)での開発も増えています。どちらの領域についても、デリバリー力を質・量の両方の側面から強化する必要があると感じています。

NTTデータのクラウドサービスの強みは、ベンダーや製品に縛られず、最適なプラットフォームやアーキテクチャを提案できることです。しかも、使用するAWS、Microsoft Azureなどのクラウドサービスは、クラウドベンダと戦略的なアライアンスを結んでおり、ビジネス面・技術面においてハイレベルなサポートを受けられます。実績も豊富で、法人・金融・公共のお客様に対して幅広くサービスを提供しており、品質や先進性において高い評価を得ています。

それゆえに、扱う案件は前例のないチャレンジングなものもたくさんあります。海野が一番印象深いプロジェクトは、長年お付き合いのあるお客様のパブリッククラウドへの移行を目指した案件だと語ります。

もともとは、データセンタを提供していたお客様でした。そこから、仮想基盤のプラットフォーム、アプリケーションも扱わせていただくように。そののち、パブリッククラウドを活用したいというタイミングで構想段階からご一緒させていただくことができました。

ただ、お客様とともに議論を重ねたところ、将来的には全面的にパブリッククラウドに移行する可能性もありましたが、システムや業務の特性から最適なプラットフォームを仕分けし、パブリッククラウドとプライベートクラウドの組み合わせによるハイブリッドな環境をデザインするという結論に至りました。

お客様のニーズ、経営課題に合わせて、最適なクラウドサービスを目利きしご提案することになりました。またインテグレーションのみならず、マネージドサービスについてもワンストップで当社にお任せいただけることになりました。このような形にできたのは、お客様に寄り添い、業務やシステム特性を理解したうえで、お客様の視点でご提案できたためです。

また、NTTデータはお客様との長年のビジネスを通じて、お客様の業務やオペレーション等に精通しているため、アプリケーションに最適なITインフラをご提案できると海野は言います。

お客様のフェーズに合わせて、最適なシステムをお客様と一緒につくってきた自負があります。そのシステムの成長を、長い時間軸で包括的に支援できることに、大きなやりがいを感じています。

お客様のアジリティや、ビジネスに貢献するパートナーに

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クラウドサービスの台頭によりIT技術はコモディティ化していきます。そのため、これまではSIerにお任せいただいていた開発の一部はお客様が内製化される傾向にあります。SIerとしては、インテグレーション自体の価値が形を変えるなか、どのような付加価値をつけていくかが重要になっています。海野は、システムの品質や性能、安定的な運用、他システム連携といった技術面のサポートは従来通り価値としてご提供しつつ、今後はよりお客様の事業成長をご支援する形にシフトする必要あると考えます。

SIerとしての役割が変わりつつあると思います。従来は、お客様からいただくRFPに沿ってQCD管理しながら開発を行うことに重きが置かれていました。しかし、今後は、お客様と一緒にデジタルサービスを作り出していくところに寄り添って、パートナーとしてテクノロジーとビジネスを考えていくことが、より求められていくと思います。

そのためにも、お客様自身のアジリティ(事業経営における機敏性)の向上やビジネスに貢献する提案ができるよう、コンサルティングにも注力したい考えです。先進的な事例を、オファリングやアセットとして提供し、お客様のビジネスの支援を目指しています。

自らの経験・強みを積極的にアピールして、新たな相乗効果を生んでほしい

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NTTデータでは、経験者の採用枠を広げています。現場の海野も、経験者採用が増えていることを歓迎しています。期待しているのは、社外からの新しい風です。経験者のそれぞれの強みと、NTTデータの強みの相乗効果が出ることを望んでいます。

以前は経験者採用入社者数が多くなかったこともあり、こちらに合わせていただいていた部分もあったと思います。しかし、今は新卒採用と経験者採用のバランスをとった採用活動が実施されています。経験者の方には、その素晴らしい経験を発揮して、むしろNTTデータの文化に影響を与えるぐらい、のびのびと活躍してほしいと思います。

転職者へのアドバイスとしては、「発信力が重要」とのこと。コロナ禍においてオンラインミーティングが増えたこともあり、自らが積極的に手を挙げて、発信する場をつくる必要があるためです。

これまで以上に意識的に発信しなければならない時代だと思っています。経験者採用入社の方はこれまでの経験を発揮するチャンスも広がるはずです。経験者が活躍すると、社内のメンバーも刺激を受けます。ぜひ、ともに成長を目指していきましょう。

【参考】コンサルティング&ソリューション事業本部とは?

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海野が在籍しているデータセンタ&クラウドサービス事業部は、NTTデータのなかのコンサルティング&ソリューション事業本部に属しています。コンサルティング&ソリューション事業本部は、デジタル変革のためのソリューションやサービスによって、お客様の事業発展を支えるミッションを担う全社横断組織です。さまざまな業界のお客様に対して、ビジネス観点と磨き上げたソリューションで課題解決にアプローチし、お客様と共に、経営環境にイノベーションを起こします。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです