第1章:サプライチェーンの変化を捉え、2040年ネットゼロへ
内外テックでは、環境への取り組みをグループとして積極的に推進すべき重要なテーマと位置付けています。サプライチェーン全体で環境対応への要請が高まる中、主要顧客が掲げる目標も踏まえ、当社グループでは2040年ネットゼロを経営方針として掲げました。目標の実現に向けて、GHG排出量を継続的に把握・開示しながら、具体的な削減施策へとつなげています。
こうした環境要請の高まりを、顧客から求められる対応として捉えるだけでなく、当社グループの具体的な行動へつなげていくことを重視しています。サプライチェーンを取り巻く変化を捉えながら、当社が取り組むべきことを一つずつ具体化し、掲げた目標の実現に向けて環境への取り組みを着実に進めているところです。
第2章:排出量の大きい拠点から、再生可能エネルギーの導入を拡大
2040年ネットゼロに向けて、内外テックが具体的な削減施策として力を入れているのが、再生可能エネルギーの導入です。グループ全体の電力使用状況を把握する中で、子会社である内外エレクトロニクスの工場が電力使用量の大きな割合を占めていることが分かりました。こうした状況を踏まえ、削減効果の大きい拠点を中心に取り組みを進めていきました。
まず、内外エレクトロニクスの江刺事業所で再生可能エネルギーを導入し、さらに2026年8月からは福島・仙台の事業所へ対象を拡大する予定です。前年の電力使用実績をもとに試算すると、これらの取り組みによって、内外エレクトロニクスでは電力使用量の約8割、グループ全体でも約7割が再生可能エネルギー由来となる見込みです。
こうした取り組みの背景には、サステナビリティ目標として掲げたGHG排出量の削減を、具体的な施策へ着実につなげていくという考えがあります。電力使用量については以前から把握しており、グループの中でどの拠点の使用量が大きいかも認識していました。その状況を踏まえ、削減効果が期待できる領域から施策を具体化しています。
目標を掲げ、排出状況を把握しながら、具体的な削減施策を実行していく姿勢を大切にしています。内外テックでは、再生可能エネルギーの導入を各拠点へ段階的に広げながら、2040年ネットゼロに向け取り組んでいく方針です。
第3章:高まる開示要請を、継続的なデータ管理で支える
内外テックでは、顧客から環境やCSRに関する調査・アンケートが月に1~2社程度の頻度で寄せられており、その内容も変化しています。GHG排出量をどこまで把握しているか、どのような環境施策に取り組んでいるかなど、対応状況をより具体的に確認する質問が増え、Scope3カテゴリ1まで求められるケースも見られるようになりました。
こうした要請への対応を支えているのが、C-Turtleを活用したGHG排出量の継続的な管理です。導入以前は、全国の拠点から集めた電力使用量をExcelへ転記し、各電力会社のホームページから排出係数を確認して排出量を算定していました。現在は排出係数の変更がシステムへ反映されるため、各社の情報を個別に確認する負担が軽減されています。また、データをファイルで一括登録できるようになったことで、全国の拠点から収集した情報も効率的に管理できるようになりました。
現在では、Scope1・2に加えてScope3カテゴリ1まで継続的に算定し、顧客から求められる情報にも対応しています。C-Turtleを活用しながら算定方法への理解も深まり、Scope3を含めた環境データを継続的に管理できる体制が整ってきました。算定したデータは、サステナビリティ委員会における役員への報告にも活用しています。また、必要なデータをフィルターで抽出したり、Excelへ出力したりできるため、社内の報告資料や顧客からのアンケートへの回答にも活用しやすい点も特徴です。日々蓄積する環境データを継続的に管理し、社内外から求められる情報へスムーズにつなげることで、変化する開示要請への対応を支えています。
第4章:環境への取り組みを、顧客との新たなコミュニケーションへ
GHG排出量の管理や削減を進める中で、内外テックでは、その取り組みを顧客へ伝える機会も生まれています。顧客が主催するサプライヤ向けイベントでは、当社グループの環境への取り組みについて発表し、再生可能エネルギーの導入やC-Turtleを活用したGHG排出量管理について紹介しました。
その際には、GHG排出量をシステムで継続的に管理していることについて、顧客から評価するコメントも寄せられました。環境への取り組みを着実に実行するだけでなく、その内容や進捗をデータに基づいて説明できることが、顧客との新たなコミュニケーションにつながっています。
こうした発信の機会を通じて、当社の取り組みを改めて整理し、顧客と環境への考え方を共有する機会も生まれています。求められた情報への回答に加えて、自らの取り組みや成果を伝えることで、サプライチェーンの中で環境への取り組みを共有する関係へと発展しています。
第5章:商社としてサプライチェーンをつなぎ、2040年ネットゼロへ
内外テックが今後さらに力を入れていきたいと考えているのが、サプライヤとともに進めるGHG排出量の削減です。商社機能を中心とする当社では、排出量全体に占めるScope3カテゴリ1の割合が大きく、2040年ネットゼロの実現に向けて、仕入先を含むサプライチェーンへ取り組みを広げていくことを重要なテーマとしています。
そこで今後は、当社で培ってきたGHG排出量管理の経験を生かしながら、サプライヤへC-Turtleを紹介し、ともに排出量の把握や削減へ取り組むきっかけをつくっていきたいと考えています。実際にC-Turtleを活用してきた経験をサプライヤにも共有することで、サプライチェーン全体へ取り組みを広げていく方針です。当社が目指しているのは、顧客とサプライヤの間に立つ商社として、サプライチェーンの中で「ハブ」の役割を担うことです。顧客から求められる環境への取り組みを当社で実践し、そこで得た経験をサプライヤへとつなぐことで、さまざまな企業との連携を深めながら、2040年ネットゼロの実現を目指していきます。
企業紹介
内外テック株式会社
内外テックは、半導体関連装置を中心に各種機械装置の製造に欠かせない、空気圧機器をはじめとする多種多様な機器や機械部品などを取り扱う技術専門商社です。また、子会社の内外エレクトロニクスなどと一体となり、内外テックグループとして機械装置などの組立や保守・メンテナンスといった受託製造事業も行っています。内外テックグループは、お客様であるメーカー各社にメカニカルソリューションを提供することで、世界のものづくりを支えています。
【C-Turtle®】の概要資料は、こちらからダウンロードください。


https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/c-turtle/