CDS

クレジットデータ伝送システム

商品概要

CDSは、加盟店様とカード会社様をオンラインで接続し、売上データ、無効通知データ、有効性チェックデータ、ギフト券データなどを迅速かつ正確にファイル伝送するシステムです。

従来、磁気テープ(MT)の送付等により行われていた売上データ等の授受に関する事務処理負担が大幅に軽減されます。
CDS接続回線として、インターネット接続・IP-VPN回線(プラチナⅡ)等幅広い回線接続への対応を行い、運用コスト削減、データ伝送時間の短縮が可能となっております。

代表的な構成図

CDSサービスの仕組み

サービス一覧

01

売上データ集配信サービス

加盟店様よりファイル伝送にて一括送信された、ご契約のあるカード会社様分の売上データを、CDSセンタにてカード会社様毎に振り分けます。

02

定例無効通知データ配信サービス

カード会社様よりファイル伝送にて一括送信された、ご契約のある加盟店様分の定例無効通知データを、CDSセンタにて加盟店様毎に振り分けます。加盟店様では、複数のカード会社様よりの定例無効通知データを一括で受信することが可能です。

03

緊急無効通知データ配信サービス

カード会社様よりファイル伝送にて一括送信された、ご契約のある加盟店様分の金融無効通知データを、CDSセンタにて加盟店様毎に振り分けます。加盟店様では、複数のカード会社様よりの緊急無効通知データを一括でタイムリーに受信することが可能です。

04

有効性チェックデータ集配信サービス

加盟店様よりファイル伝送にて一括送信された有効性チェック未データを、CDSセンタにてカード会社様毎に振り分けます。
また、カード会社様より一括送信された有効性チェック済データを、CDSセンタにて加盟店様毎に振り分けます。加盟店様では複数のカード会社様よりの有効性チェック済データを一括で受信することが可能です。

05

ギフト券売上データ集配信サービス

加盟店様にてOCR処理(もしくはマニュアル)でデータ化したギフト券データを、CDSセンタにてカード会社様毎に振り分けます。

06

伝送送達確認サービス(オプションサービス)

加盟店様より送信された各カード会社様分の売上データおよび有効性チェック未データを、CDSセンタでクレジットカード会社様ごとに振分後、カード会社様単位の件数情報およびカード会社様の受信状況をお知らせするオプションサービスです。

導入メリット

クレジットデータ伝送に係る運用負担の軽減

CDSセンタに接続する事でセンタ間のデータ伝送ができるため、カード会社毎の売上データ、有効性チェックデータ等のデータ作成が不要になります。
それに伴い媒体発送および授受管理も不要となり人的コスト・送付費用の削減が図れます。

個人情報漏えいの防止

加盟店様とカード会社様間のカード利用者の情報を確実に中継するため、MT配送中の盗難・紛失等の危険を防ぐことができます。またデータ伝送時のセキュリティ対策を行っており、データファイルのCOMPLOCK暗号にも対応しており、第三者に個人情報を含むデータを漏えいすることはありません。

データ送受信時間の短縮

加盟店様・カード会社様とのデータ授受にかかる時間を大幅に短縮できます。CDSセンタは、365日、毎日稼働しております。

大規模災害対応

CDSセンタは、国内2ヵ所(東京・大阪)に設置されており、大規模災害時にBCP拠点(大阪)でサービスを継続いたします。また、お客様災対センタへの切替にも対応しております。

導入にあたって

ファイル伝送をご利用して頂くために、取引データを送受信するサーバ・PCに通信プロトコルの追加をして頂く必要があります。また、接続回線にインターネット回線をご利用される場合は、お客様にてご用意していただく必要があります。IP-VPN回線をご利用の場合は、NTTデータにお問い合わせください。

IP-VPN網(プラチナⅡ回線)ご利用の場合

項目 内容 詳細
使用回線 IP-VPN網(プラチナⅡ回線)
光専用線:0.5Mbps、1Mbps、2Mbps
新規でご利用の場合は、回線敷設工事が必要です。NTT系・電力系回線のキャリア分散も可能です。
CAFISでプラチナⅡ回線をご利用している場合は、設定変更・追加のためリモート工事が必要な場合があります。
接続手順 全銀協標準プロトコル(TCP/IP手順)
HLUFT手順
各手順のPKGの導入が必要になります。データ圧縮有無は、選択可能です。
文字コードは、EBCDICを使用します。
プラチナⅡ回線にてレンタルルータ~NTTデータセンタ間の暗号化を実施します。お客様側での暗号化対応は不要です。
通信機器 NTTデータにて回線とレンタルルータをセットで提供します。

インターネット回線ご利用の場合

項目 内容 詳細
使用回線 インターネット回線 予めインターネットサービスプロバイダとご契約をお願いします。
接続手順 全銀協標準プロトコル(TCP/IP手順)
HLUFT手順
SFTP手順

各手順のPKGの導入が必要になります。データ圧縮有無は、選択可能です。データ伝送コードはEBCDICを使用します。

  • 全銀TCP/IP手順:SSL/TLS対応パッケージソフト、又はSSL/TLS暗号化装置を利用して暗号化通信を行います。
  • HLUFT手順:クラウド型サービスであるHULFT WebConnectを利用してTLS暗号化通信を行います。
  • SFTP手順:SSHパッケージソフト(SFTP Client)を利用して暗号化通信を行います。
通信機器 インターネット接続に必要な機器類
お客様でご準備お願いします。
回線準備やネットワーク機器調達・設計・設定に要する期間や費用につきましては、ご契約される回線事業者やネットワーク機器ベンダにお問い合わせください。また既存のインターネット環境を活用する場合は、必要に応じてネットワーク機器の設計および設定変更が必要になります。
  • HULFT WebConnectのサービス仕様などについては、株式会社セゾン情報システムズ社サイトでご確認ください。

導入スケジュール

お申込からサービス開始までの標準的なスケジュール

お申込からサービス開始までの標準的なスケジュール