テクノロジーガバナンス
テクノロジーガバナンスとは、AIやロボティクス、ニューロテクノロジーなどの先端技術がもたらす便益とリスクを継続的に評価し、倫理・法制度・セキュリティ・社会的影響を踏まえながら、技術を信頼できる形で社会実装するための取り組みです。当社は、AIガバナンスで培った知見を基盤に、東北大学との共同研究を通じて、先端技術と社会の望ましい関係を探究し、実践的な知見や指針の創出、および人材育成を推進することで、「信頼できるテクノロジー社会」の実現に貢献していきます。
「テクノロジーガバナンス」への取り組み
AI、ロボティクス、ニューロテクノロジーをはじめとする先端技術は、私たちの生活や産業のあり方を大きく変えつつあります。これらの技術は、生産性向上や新たな価値創出、社会課題の解決など大きな可能性をもたらす一方で、プライバシー侵害、差別的な判断、誤情報の拡散、責任の所在の不明確化など、これまで存在しなかった社会的リスクも生み出しており、より広い視点から先端技術全般を対象としたガバナンスが必要です。
技術進化の速さと社会制度の整備の遅れ
技術の進化のスピードに対して、法制度や社会的ルールの整備が十分に追いついているとは言えません。その結果、社会は技術の変化に対応を迫られる「後追い」の状態に置かれ、信頼性や安全性、社会的受容性の確保が課題となっており、AIに限らず、あらゆる先端技術に共通するテーマとなります。
先端技術全般を対象としたガバナンスの確立
私たちは、企業の責任は単に新しい技術を開発・提供することだけではなく、それらを社会が安心して利用できる形で実装することにあると考えています。そのため、AIガバナンスで培った知見を基盤として、より広い視点から先端技術全般を対象とした「テクノロジーガバナンス」の確立に取り組みます。
安心して技術の恩恵を享受できる未来の実現
技術の進化と社会の信頼が両立が、持続可能で健全なデジタル社会の基盤であると考えています。テクノロジーガバナンスを通じて、技術がもたらす便益とリスクを継続的に評価し、倫理・法務・セキュリティ・社会的影響を踏まえた先回りの対応を行うことで、信頼できる技術活用を実現していきます。
テクノロジーガバナンス共同研究の推進
「テクノロジーガバナンス」の取り組みを推進するにあたり、当社は東北大学とともに、共同研究に取り組んでいます。本研究では、先端技術がもたらすリスクや脆弱性を体系的に整理し、それらが人や社会に与える影響を多角的に分析するとともに、事業者や研究機関が技術を安全かつ信頼できる形で活用するための実践的な知見や指針の創出を目指しています。
理論的基盤の構築
技術、倫理、法制度、社会受容性といった多様な視点を横断しながら、先端技術と社会の望ましい関係を探究しています。個別の技術や個別の事象に対応するだけでなく、将来登場する新たな技術にも適用可能な共通原則や枠組みを研究することで、テクノロジーガバナンスの理論的基盤を構築します。
テクノロジーガバナンス人材の育成
次世代人材の育成も重要なテーマです。先端技術が社会に与える影響を理解し、課題の発見から解決策の提案、社会実装までを主体的に担うことができる研究者や実務者が必要です。大学と企業が連携することで、学術的な知見と実社会での経験を融合し、技術と社会の双方を理解した人材を育成します。
研究成果の社会実装
産業界や行政機関、国内外の研究機関との連携も視野に入れながら、研究成果の社会実装を進めていきます。当社は本共同研究を通じて、技術革新と社会的信頼の両立を支える実践的な知見を創出し、「信頼できるテクノロジー社会」の実現に貢献していきます。
ホワイトペーパー
テクノロジーの質的進化に対応する組織統制の在り方~テクノロジーガバナンスの確立に向けて~
本ホワイトペーパーでは、Agentic AI、Phisical AI、ニューロテクノロジーの3つの新技術を対象に、技術動向とリスク構造を整理し、それを踏まえて技術の社会受容性および情報開示の設計原則を検討し、最終的に企業が実装すべきテクノロジーガバナンスの枠組みを提示します。
ホワイトペーパー
知的財産が創るより豊かで調和のとれた社会への道筋
本ホワイトペーパーでは、グローバルな視点から未来の知的財産戦略に焦点を当て、特許、商標、コンテンツ、伝統的知識や文化資源を含む包括的な知的創造サイクルの構築を提案します。これにより、国や企業が知的財産を最大限に活用し、持続可能な成長を遂げるための道筋を示します。
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2025年12月1日
株式会社NTTデータグループ トピックス